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いつもの退屈な日常が一変する瞬間
読書家の方なら一度は経験があるのではないだろうか。いつもの通学路、いつもの教室、いつもの景色。まったくもって普通の日常の中で、ふと「何か変わるかな」と思わせるような転換点が訪れる。まさにそれがこの作品の始まりだ。著者のゾルピン氏が描くこの物語は、ごく平凡な高校生・相田裕貴の生活に、東京から転校してきた木野隆という男が割り込んでくるところから始まる。
わたしなど40代のオッサンが読んで「こんなの自分には縁がないな」と思いながらも、なぜか引き込まれてしまった。同人作品の初出版だというのに、その完成度に「これ、プロじゃないの?」と声に出してしまったぐらいだ。
コミュ力とビジュアルで席巻する転校生
人気者の理由がしっかり描かれているところ
木野隆というキャラクターの最大の魅力は、単にイケメンだからというだけでなく、持ち前のコミュニケーション能力と運動神経がてきめんであること。ビジュアルだけの偶像ではなく、人間的に魅力的な人物として描かれているのが特筆ものだ。学校の内外を問わず様々な女性と関係を持っていく様子が、まるで実際の高校の卒業アルバムみたいに現実味を帯びている。
自分で言うのも何だが、こんな描写ができるのはある程度の人生経験が必要だろう。20代の若手作家さんにはなかなかできない、人物の「説得力」を感じた。
幼馴染の東美優が辿り着く結末
清楚系彼女の変貌ぶりがたまらん
相田裕貴が密かに思いを寄せている幼馴染・東美優。普段は清楚系で親しい二人の関係に見えるが、木野の存在が彼女の心にどんどん影を落としていく様子は、NTR好きにはたまらない仕上がりだ。
巨根の前でおまんこくぱあでおねだりしたり、キスをせがんだり、中だしされたりと、快楽に溺れていく美優の変貌が非常にリアルで、読んでいる最中に「こりゃあ…」と思わず声が出た。寝取り男である木野の性格は悪くないが、欲望に忠実なところがキャラクターとしていい塩梅で、責められる側の美優との相性が抜群に良い。
絵の質とエロシーンの濃厚さ
おっぱいから乳首・乳輪まで、こだわりの筆致
この作品で一番驚いたのは、絵の質だ。初同人作品とは思えないほどの完成度。とくに女性器の描き方や、おっぱい・乳首・乳輪の表現が非常にこだわっていて、自分の好みにドストンと来た。体位のバリエーションも豊富で、毎回同じ構図ではなく、臨場感のあるシーンが次々と展開される。
先生(著者)の作画は本当に美しい。ストーリーが少なめの次回作になったとしても、こうした濃厚なエッチシーンだけで延々と楽しめる作品は、個人的には歓迎だ。
NTRあるある展開とちょっとした不満
押し入れでの覗き見、あの展開は来るな
主人公が押し入れで木野と美優の情事を見せつけられるという、NTRあるあるの展開は、読者としては「来たな」と思いつつも、こういう構図だからこそ胸が苦しくなる。本当にうまく演出されている。
ただ一つ不満があるとすれば、あれだけ木野に堕ちた美優が、東京に戻った木野に対して主人公の告白をあっさり受け入れてしまう展開だ。次回の「裏」編で再会した木野に「彼女」になった美優をまたNTRされるための布石なのだろうが、みゆの気持ちの切り替わりの速さに「ん? あんだけ木野にメロメロだったのに?」となってしまった。ただ、それを逆に言えば次回作への期待をかき立てる仕組みでもある。
総評と次回作への期待
ページ数が多かったものの、物語の流れは自然で、作品の世界に入り込んでいるうちに一瞬で読み終えたような感覚だった。ストーリーやキャラクターもしっかりと掘り下げられていて、読み応えは十分。エロシーンも素晴らしく、買って損はない作品だと確信している。
先生自身がおっしゃっていたように、今後はもっとたくさんのエッチなシーンも描いていただけたら最高だ。次回作はみゆちゃん視点とのことだが、隆視点も読みたい。どうやって女教師と人妻を堕としたのか、その経緯をぜひとも描いてほしい。自分は女教師と人妻ものが好きなので、その2人のHシーンをがっつり期待している。
わたしみたいなアラフォーのオッサンが熱く語るのも恥ずかしいが、やっぱり良い作品に出会えると人生が豊かになるなと思った。一度読んで損な気がする作品だ。